台湾を訪問している自民党の萩生田政務調査会長は、蔡英文総統と会談し、台湾は基本的価値を共有する重要なパートナーだとして、新たな関係を築いていきたいという意向を伝えました。
萩生田政務調査会長は、与党・自民党の党三役の1人としては19年ぶりに、10日から台湾を訪れていて、夕方、蔡英文総統と会談しました。
冒頭、蔡総統は、安倍元総理大臣が亡くなったことに改めて弔意を示しました。
そのうえで「萩生田氏は、安倍氏と同じく大切な友人だ。台湾は引き続き、日本と安全保障などの分野で協力関係を深化させたい」と述べました。
これに対し、萩生田氏は「台湾は、自由・民主主義・法の支配といった基本的価値を共有し、緊密な経済関係と人的往来を有する極めて重要なパートナーだ。これまでの信頼関係や友情関係を振り返り、次の50年の新たな関係を築く第一歩としたい」と応じました。
萩生田氏は11日は、日本と台湾の関係をテーマにした会合で安全保障政策などについて講演するほか、熊本県に工場を建設する半導体の受託生産で世界最大手のTSMCの関係者と面会する予定です。
-- NHK NEWS WEB