アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は13日から2日間、金融政策を決める会合を開きます。これまで4回連続で0.75%という大幅な利上げを決め、金融引き締め効果が一部に表れていることなどから、利上げペースを縮小するとの見方が強まっています。
FRBは13日と14日の2日間、年内最後となる金融政策を決める会合を開きます。
記録的なインフレを抑え込むため、FRBはこれまで4回連続で0.75%という異例の大幅利上げを実施してきました。
前回、11月の会合の議事録では、金融引き締めは金利の影響を受けやすい住宅や企業投資の一部にはっきり表れているとの指摘があり、多くの参加者が近いうちに利上げペースを緩めることが適切になるだろうと主張していたことが分かりました。
パウエル議長も先月30日の講演で、「インフレを抑え込むことができる金利の水準が近づくにつれて、利上げのペースを緩めることは理にかなっている」と述べていて、今回の会合では利上げ幅を0.5%に縮小するとの見方が強まっています。
市場では今後、どこまで金利を引き上げ、その水準をどのくらいの期間維持するのか、その見通しにも関心が集まっています。
金利水準の見通しは円相場にも影響を及ぼす可能性があります。
-- NHK NEWS WEB