新潟県の菓子メーカー「三幸製菓」の工場で6人が死亡した火災の原因について、総務省消防庁が菓子を乾燥させる工程で熱が蓄積され、菓子のかすから発火したとみられるという調査結果をまとめたことが関係者への取材で分かりました。
ことし2月、村上市にある「三幸製菓」の荒川工場で火災が起きて、アルバイト従業員を含む6人が死亡しました。
火災のあと、総務省消防庁などは出火原因などの調査を進め、ことし10月には当時の現場の状況を再現して実験を行いました。
その結果、菓子を乾燥させる工程で熱が蓄積された影響で、菓子のかすから発火したとみられるという調査結果をまとめたことが、関係者への取材で分かりました。
また、天井にあったウレタン製の断熱材に火が燃え移ったことが、被害が大きくなった原因の1つとみられるということで、総務省消防庁は近く公表する方針です。
この火災をめぐっては、会社側の安全管理に問題がなかったかどうか、警察は業務上過失致死傷の疑いで調べています。
-- NHK NEWS WEB