14日のニューヨーク外国為替市場ではアメリカの金融政策を決める会合を受け、来年の利上げで日米の金利差が拡大するという見方から、円売りドル買いの動きが出て、円相場は一時、1ドル=135円台後半まで値下がりしました。
14日のニューヨーク外国為替市場ではFRB=連邦準備制度理事会がこの日まで開いた金融政策を決める会合で0.5%の利上げを決めたことに加えて、来年末時点の政策金利の見通しが大幅に引き上げられたことを受け来年の利上げで日米の金利差が拡大するという見方から、円売りドル買いの動きが出ました。
このため、発表前に1ドル=134円台後半だった円相場は一時、1ドル=135円台後半まで値下がりしました。
また、ニューヨーク株式市場でも来年の利上げへの警戒感から売り注文が増え、ダウ平均株価の終値は前日と比べて142ドル29セント安い3万3966ドル35セントでした。
市場関係者は「今回の会合で決まった利上げ幅は前回より縮小し、利上げのペースは緩んだものの、会見したパウエル議長の発言は金融引き締めを続ける姿勢を維持したとの受け止めも出て、来年も利上げが続くことを意識する投資家が多かった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB