JR東海は、新たな需要を掘り起こそうと、東海道新幹線の車両を貸し切りにして思い思いの旅行を楽しめるサービスの本格的な販売に乗り出しました。
JR東海は、東海道新幹線の「のぞみ」を車両単位で貸し切って旅行ができる新たなサービスの販売を15日からインターネットなどで始めました。
貸し切った車内では、座席のヘッドカバーを独自のデザインに取り替えたり、設置されたモニターに持ち込んだ映像を流したりすることができ、車両を思い思いの雰囲気に変えることができます。
また駅のホームで掲げる特製の横断幕を用意することもでき、会社では団体旅行や企業の研修などさまざまな利用を見込んでいるということです。
JR東海によりますと、11月の東海道新幹線の利用者数は感染拡大前の2018年度の同じ時期の8割程度にとどまっていて、会社では新たなサービスの提供で需要を掘り起こしたい考えです。
この企画を担当するJR東海の秋山誠さんは「新型コロナの影響で旅行や出張、研修がリモートに変更になったり中止になったりしたが、リアルでのニーズも増えている。新たなサービスで移動時間を有意義に使ってほしい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB