コンビニエンスストア大手のローソンは、子会社の食品スーパー「成城石井」について、東京証券取引所への上場申請を取り下げることを決めたと発表しました。
ローソンの100%子会社で、首都圏を中心に展開する食品スーパーの成城石井は、ことし9月、東京証券取引所に上場申請を行っていました。
しかし、ローソンの発表によりますと、成城石井は、16日の取締役会で上場を目指す方針を転換し、上場申請の取り下げを決めたということです。
取り下げの理由についてローソンは「アメリカ経済が減速するとの見方も出る中、金利や為替、それに国内の株式市場などの動向を総合的に勘案した」としています。
成城石井の上場によって経営の独立性を高め、ほかのスーパーとの提携を模索するなどのねらいがあると見られていましたが、今後についてローソンは「引き続き、株式上場の選択肢も含め、成城石井の企業価値の向上につながる政策を検討する」としています。
-- NHK NEWS WEB