新型コロナウイルスの影響で運航が停止され、15日、3年ぶりに横浜港から出港した国際クルーズ船の乗客2人が、新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。
船は、沖縄の那覇港で2人を下ろしたあと、クルーズを続ける予定だということです。
沖縄県などによりますと、17日午前、乗客乗員合わせて472人が乗った国際クルーズ船「にっぽん丸」の運航会社から、乗客2人が新型コロナに感染したことが確認されたと連絡があったということです。
「にっぽん丸」は、15日、横浜港を出て石垣島やシンガポールなどをめぐるクルーズに出たばかりで、乗船時の検査では全員の陰性が確認されていましたが、18日、石垣島に寄港する前に船内で行った検査で感染が明らかになったということです。
2人のうち77歳の乗客は、発熱の症状があり、64歳の乗客は無症状だということです。
事前に県と運航会社で決めていた対応方針に基づき、2人は、17日夕方にも那覇港で下船し、本島南部の宿泊療養施設で療養するということです。
運航会社によりますと、船は、那覇港で2人を下ろしたあと、石垣島に向けて出港し、クルーズを続ける予定だということです。
「にっぽん丸」は、11月、国が新型コロナの影響で停止していた国際クルーズ船の受け入れを再開すると決めたことを受けて、15日、3年ぶりに横浜港から出港していました。
-- NHK NEWS WEB
