先月、経営破綻した暗号資産の交換業大手、FTXトレーディングは、日本法人などの事業の売却に承認を求める申請書類をアメリカの裁判所に提出しました。
裁判所が承認すれば入札が実施される運びで、日本法人の顧客への資産の返還が焦点となる中、売却手続きの行方が注目されます。
FTXトレーディングは16日、日本法人の「FTXジャパン」など4つの事業の売却に向け、入札手続きの承認を求める申請書類を、アメリカの裁判所に提出したと発表しました。
会社は、顧客への資産の返還のために事業の売却手続きを進めているとしていて、裁判所が承認すれば、売却に向けた入札が実施されることになります。
FTXジャパンをめぐっては、顧客が預けた資産を引き出せない状態となっていて、会社側は出金などの再開に向けてシステムの開発に取り組んでいるとしています。
FTXジャパンの顧客への資産の返還が焦点となる中、売却手続きの行方が注目されます。
-- NHK NEWS WEB