岡山市に本社を置く、紳士服大手の「はるやまホールディングス」を創業した治山正次氏が亡くなりました。90歳でした。
治山正次氏は1955年、岡山県玉野市に「はるやまホールディングス」の前身となる洋服専門店を創業しました。
1978年に倉敷市の幹線道路沿いに初めて郊外型の店舗を出店し、1988年には岡山市内に大型店をオープンしました。
そして、全国各地で郊外の主要幹線道路沿いに大型店を展開し、会社を紳士服大手に成長させました。
2003年には、長男の正史氏に社長を譲り、自身は会長、続いて名誉会長に退きました。
その後、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けた経営不振をめぐって、長女で会社の大株主の岩渕典子氏とともに2020年の株主総会から正史氏の退任を迫り、創業家内の対立が表面化しましたが、いずれも過半数の支持を得られず正史氏の再任が承認されました。
関係者によりますと、治山氏は17日に亡くなりました。
90歳でした。
-- NHK NEWS WEB