週明け19日のニューヨーク株式市場は、来年も欧米で利上げが続きアメリカの景気が後退することへの警戒から売り注文が増え、ダウ平均株価は4営業日連続で下落しました。
19日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は先週末と比べて162ドル92セント安い3万2757ドル54セントでした。
来年も欧米で利上げが続きアメリカの景気が後退することへの警戒感が改めて広がって売り注文が増え、下落幅は先週末と比べて一時、300ドルを超える場面もありました。
ダウ平均株価の値下がりは、今月14日に中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会が来年末時点の政策金利の見通しを引き上げて以降、4営業日連続で、この間の下落幅は1300ドルを超え、株価の下落傾向が鮮明になっています。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も1.4%の下落でした。
市場関係者は「投資家の間で来年の景気の先行きへの警戒が強まっていて、リスクを避けるため、ひとまず売り注文を出す動きに歯止めがかからなくなっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB