22日のニューヨーク株式市場はアメリカで来年も利上げが続き景気が冷え込むことへの懸念から売り注文が膨らみ、ダウ平均株価は一時、800ドルを超える大幅な値下がりとなりました。
22日のニューヨーク株式市場は、この日発表されたアメリカの失業保険の新規申請件数が市場予想を下回ったことで、雇用情勢は底堅く、賃金の上昇を背景としたインフレを抑えるため来年も利上げが続くとの見方が広がったことなどから景気が冷え込むことへの懸念が強まりました。
このため売り注文が膨らむ展開となり、ダウ平均株価は一時、800ドルを超える大幅な値下がりとなりました。
その後は買い戻しの動きも出て、終値は前日に比べて348ドル99セント安い、3万3027ドル49セントでした。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も2.1%の大幅な下落でした。
市場関係者は「21日に決算を発表した大手半導体メーカーの業績が市場予想を下回ったことを受けて半導体関連の銘柄に売り注文が膨らんだ。ダウ平均株価が前日に大幅な値上がりとなっていたこともあって、ひとまず利益を確定しようと売り注文を出す投資家も多かった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB