年の瀬を迎え、大阪の天王寺動物園では恒例のえとの引き継ぎ式が行われ、だじゃれを交えて来年の抱負が語られました。
引き継ぎ式は例年、大阪のシンボルである「通天閣」で行われてきましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、去年から天王寺動物園で行われています。
26日に開かれた式典は、ことしのえとである「トラ」のおりの前で行われ、通天閣を拠点に活動するアイドルのメンバーが、「トラ」と来年のえとの「ウサギ」の姿で登場しました。
そして、通天閣を運営する会社の西上雅章会長が「コロナ禍も3年目に突入、物価高に急激な円安、電力供給量逼迫と気を『トラ』れてばかりの1年でした。こんな生活『タイガーい』にしてほしいです!」と、ことしを振り返りました。
続いて天王寺動物園の向井猛園長は「来年は『兎に角』(とにかく)飛躍の1年にいたしましょう。コロナが落ち着くのを『耳を長くして』粘り強く待ち、『脱兎』(だっと)のごとくスピーディーな景気回復を期待しています。どうか『卯』(う)まくいきますように」と、「ウサギ」にちなんで抱負を語りました。
式典のあと西上会長は「来年こそはコロナが終息して、通天閣に戻って引き継ぎ式を行いたいです」と話していました。
-- NHK NEWS WEB