テレビ朝日は、ドラマ制作部長だった社員が、会社の経費で合わせて600万円相当の私的な飲食を繰り返していたとして、この社員を降格の懲戒処分にしたと発表しました。
降格の懲戒処分を受けたのは、テレビ朝日のドラマ制作部長だった57歳の男性社員です。
会社によりますと、前部長は2010年4月から今月にかけて、合わせて605回分の私的な飲食代金およそ600万円を会社の経費として請求し、払い戻しを受けていたということです。
このため会社は「不適切な経費の使用で会社の信用を傷つけた」として、今月21日付けで部長職を解任し、降格の懲戒処分にしました。
この前部長は「特命係長 只野仁」などのテレビドラマを手がけていたということで、会社の調査に対して「個人的な飲食と仕事上の会食との境目がつかなくなってしまった」と話しているということです。
会社は、すでに全額が会社に返済されているとして、刑事告訴する予定はないとしています。
テレビ朝日は「視聴者、関係者の皆様におわびいたします。再発防止策を徹底するとともに信用回復に努力してまいります」としています。
-- NHK NEWS WEB