国内の主な自動車メーカーの11月の生産台数は、中国で新型コロナの感染が拡大した影響で、日産自動車やホンダなど4社で去年の同じ月を下回りました。中国では12月に入って各地で感染が急拡大していて、今後、生産に影響が広がる可能性もあります。
国内の主な自動車メーカー8社が26日に発表した、11月の生産台数は、4社で去年の同じ月を下回り、
減少率は、
▽日産自動車が22%
▽三菱自動車工業が13%
▽ホンダが12%
▽マツダが6%でした。
世界的な半導体不足が依然続いていることに加え、中国で「ゼロコロナ」政策による厳しい行動制限が行われ、工場の稼働が止まったことなどが影響しました。
一方、このほかの4社では、去年、生産が落ち込んだ反動もあって、
▽ダイハツ工業が11%
▽スズキとSUBARUが4%、
去年の実績を上回りました。
▽トヨタ自動車は、中国での生産は落ち込んだものの、アメリカやタイなどで増えたことで、世界全体の生産台数は83万3104台と、去年を1%上回って、11月として過去最高でした。
中国では、12月7日に新型コロナの対策が緩和されたあと、各地で感染が急拡大していて、今後、自動車メーカー各社の生産に影響が広がる可能性もあります。
-- NHK NEWS WEB