JR東日本は、朝のラッシュ時を避けると割安になる定期券「オフピーク定期券」を、来年3月18日から販売することになりました。
JR東日本の「オフピーク定期券」は、車内の混雑を緩和するため、朝のラッシュ時の1時間半の時間帯は利用できない代わりに、通常の定期券より価格が安くなるものです。
JR東日本からの申請に対し国は27日、2026年3月末までの期限付きで認可しました。
販売されるのは通勤定期券のみで、今の定期券より10%程度値下げされます。
また3月18日から通常の定期券は、今の定期券よりも1.4%ほど値上げされます。
いずれの定期券も、これとは別に駅構内などのバリアフリーを進めるための費用が上乗せされます。
具体的には、総武快速線の千葉駅から東京駅の間の3か月の通勤定期券は、オフピーク定期券が5万630円、通常の定期券は、5万6940円となります。
また、山手線の上野駅から品川駅の間の3か月の通勤定期券は、オフピークが1万6000円、通常が1万7920円となります。
ピーク時間帯は駅ごとの入場時間で設定されていて、例えば、大宮駅は午前6時45分から8時15分、東京駅や新宿駅、それに品川駅は午前7時半から9時となっています。
会見した、JR東日本の市川東太郎副社長は「さまざまな媒体で周知を図り、経済団体や企業にも説明をしていく。混雑の緩和によって、ピーク時間帯にしか利用できない方も、楽に通勤ができるようになるのではないか」と話していました。
-- NHK NEWS WEB