埼玉県飯能市で親子3人が鈍器で殴られて殺害された事件で、焼けた現場の住宅からポリタンクが見つかっていたことが捜査関係者への取材でわかりました。
住宅では灯油の成分も検出されていて、警察は容疑者が被害者を襲ったうえ火を放ったとみて調べています。
今月25日飯能市美杉台の住宅の敷地で、この家に住むアメリカ国籍のビショップ・ウィリアム・ロス・ジュニアさん(69)と妻の森田泉さん(68)、夫婦の長女で都内に住む会社員の森田ソフィアナ恵さん(32)が殺害された事件では、近くに住む無職の斎藤淳容疑者(40)が逮捕され、ビショップさんを殺害した疑いが持たれています。
これまでの調べに対し、容疑者は供述を拒んでいるということです。
現場の住宅では、事件の際に1階と2階の一部が焼ける火事が起き、灯油の成分が検出されたことがわかっていますがその後の調べで中からポリタンクが見つかっていたことが捜査関係者への取材でわかりました。
また、3人はいずれも建物の外で倒れていましたが、捜査関係者によりますと血痕は室内からも見つかったということです。
警察は、容疑者が被害者を執ように追いかけて襲ったうえ、持ち込んだ灯油をまいて火を放ったとみて調べています。
-- NHK NEWS WEB