中国で新型コロナの感染が急拡大していることを受けて、政府は30日から、中国からの入国者を対象に入国時の検査を実施するなど、臨時的な水際措置を取ります。
政府の臨時的な水際措置は、中国本土から直行便で日本に入国した人のほか、中国本土に7日以内に渡航歴があって日本に入国した人に対し、入国時に抗原検査キットなどで検査を行います。
検査で陽性となった人は、待機施設で、症状がある場合は7日間、無症状の場合は5日間、隔離します。
また、中国で新たな変異株が発生していないか調べるため、陽性になった場合は、すべてゲノム解析の対象にするということです。
さらに、入国検査に万全を期すため、日本と中国を結ぶ直行便について到着する空港を、成田空港、羽田空港、関西空港、中部空港の4つに限定し、増便を行わないよう航空会社に要請しました。
ただ、香港・マカオからの直行便については、中国本土に7日以内の渡航歴がある人がいないことが確認できれば、新千歳空港、福岡空港、那覇空港への到着も可能とします。
政府はこうした臨時的な措置をいつまで続けるかについては、中国の感染状況を見ながら判断したいとしています。
-- NHK NEWS WEB