輸出に取り組む中小企業を増やし、産業競争力の強化につなげようと、経済産業省はJETRO=日本貿易振興機構とともに専用のサイトを立ち上げ、企業からの相談にワンストップで応じるサービスを始めました。
JETROや商工会議所などは中小企業の輸出を支援しようと、これまでも相談窓口を設けていましたが、相談の内容によって窓口が異なることから、企業の担当者からは手続きが複雑で面倒だという指摘が出ていました。
このため経済産業省は12月、JETROとともに、企業からの相談にワンストップで応じる専用のサイトを立ち上げました。
JETROのホームページ内に設けられたこのサイトに登録すると、担当者が電話やオンラインで相談内容を聞き取り、関係機関と連携しながら▼輸出に向けた事業計画の策定や▼販売先の開拓、▼補助金の申請作業などを支援してくれます。
経済産業省では、こうした取り組みを通じて輸出までにかかる期間を大幅に短縮できるほか、輸出先のニーズにあった売り込みも可能になるとしていて、新たに輸出を始める中小企業を1万社まで増やし、産業競争力の強化につなげたいとしています。
-- NHK NEWS WEB