暗号資産の交換業大手FTXトレーディングの創業者で、詐欺などの罪に問われているバンクマンフリード被告が罪状認否のためニューヨークの裁判所に出廷し、無罪を主張しました。
経営破綻した暗号資産の交換業大手、FTXトレーディングの創業者でCEOを務めていたバンクマンフリード被告は、顧客の資金を不正に流用したなどとして、詐欺や資金洗浄=マネーロンダリングなど8つの罪で起訴されています。
バンクマンフリード氏は3日、罪状認否のためニューヨークの連邦地裁に出廷し、アメリカメディアによりますと、起訴されたすべての罪について無罪を主張したということです。
FTXトレーディングの経営破綻についてバンクマンフリード氏は、去年11月、イベントに参加した際に、リスク管理が不十分だったと陳謝した一方で「詐欺を働こうとしたことはない」と述べるなど、故意に行ったことではないと主張していました。
ただ、詐欺にかかわったとされる元側近の2人は、ともに罪を認めています。
裁判の期日は10月2日に設定され、アメリカのメディアは、仮に有罪になれば最長で115年の禁錮刑となる可能性があると伝えています。
-- NHK NEWS WEB