大手化学メーカー、信越化学工業を世界的な企業に育てた名経営者として知られる金川千尋氏が今月1日、肺炎のため亡くなりました。96歳でした。
金川氏は、今の三井物産を経て1962年に信越化学工業に入社し、1990年から20年間にわたって社長を務めたあと、2010年からは会長を務めていました。
アメリカに進出して、建材などさまざまな製品に使われる塩化ビニル樹脂の世界的な企業に育てたほか、事業の選択と集中を進めて半導体材料のシリコンウエハーの事業で高い世界シェアを獲得するなど名経営者として知られていました。
金川氏は今月1日、肺炎のため亡くなったということです。
96歳でした。
葬儀は、近親者のみですでに行われ、後日、しのぶ会を開く予定だということです。
-- NHK NEWS WEB