去年1年間に国内で販売された新車の台数は、420万台余りと前の年より5%減少しました。世界的な半導体不足や新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、1977年以来、45年ぶりの低い水準となりました。
日本自動車販売協会連合会などのまとめによりますと、去年1年間に国内で販売された新車は420万1321台と、前の年と比べて5.5%減少し、4年連続で前の年を下回りました。
世界的な半導体不足に加え、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う中国での外出制限などで、取引先からの部品の調達が滞り、自動車メーカー各社が減産を余儀なくされたためで、419万台余りだった1977年以来、45年ぶりの低い水準にとどまりました。
内訳を見ると、
▽普通車やトラックなどが前の年より8.3%減って256万3184台
▽軽自動車は、0.9%減って163万8137台でした。
今後の見通しについて業界団体は「半導体や部品の調達が滞るなどの影響は今も続いていて、情勢は非常に複雑だ。見通しを立てられる状況ではない」と話しています。
-- NHK NEWS WEB