今月2日、福島県郡山市の交差点で、軽乗用車と乗用車が衝突し4人が死亡した事故で、逮捕された乗用車のドライバーが「一本道だと思っていたので、直前まで交差点や近づいて来る車に気付かなかった」と供述していることが警察への取材で分かりました。
今月2日の夜、郡山市の田んぼが広がる郊外の交差点で、優先道路を走っていた軽乗用車が、左からきた乗用車に衝突されて横転、炎上し、4人が死亡した事故で、警察は、乗用車を運転していた福島市の会社員、高橋俊容疑者(25)を逮捕し、過失運転致死の疑いで捜査しています。
警察によりますと、高橋容疑者は調べに対し、「これまで通ったことがない道で一本道だと思っていた。衝突の直前まで交差点や近づいて来る車には気付かなかった」と供述しているということです。
また、「事故のあと、車を止めて後ろを見たら火が見えた。消防に通報し、自分も助けようとしたが、火の勢いが強くて近づけなかった」と話しているということです。
現場の交差点には信号機や標識はなく、街路灯もほとんどないため暗くなっていて、警察は、前をよく見ないまま交差点に進入したため、衝突したとみて捜査しています。
-- NHK NEWS WEB