5日のニューヨーク株式市場は、この日発表された経済指標から雇用情勢が底堅く、利上げが続くとの見方が強まり、ダウ平均株価は300ドルを超える値下がりとなりました。
5日のニューヨーク株式市場は民間の雇用に関する経済指標で先月の就業者数の伸びが市場予想を上回ったことなどから雇用情勢は底堅く、賃金の上昇を背景としたインフレを抑えるために利上げが続くとの見方が強まり、売り注文が増えました。
ダウ平均株価は一時400ドルを超える値下がりとなり、終値は前日に比べて339ドル69セント安い3万2930ドル8セントでした。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も1.4%の下落でした。
市場関係者は「FRB=連邦準備制度理事会の幹部が政策金利は高い水準で維持されるだろうと発言したことが伝えられたこともあって、金融引き締めが長く続くとの観測が一層強まった」と話しています。
また、利上げ継続の観測からニューヨーク外国為替市場では一時、1ドル=134円台前半まで円安ドル高が進みました。
-- NHK NEWS WEB