ことし3月に開業するプロ野球、日本ハムの新球場が完成し、5日、しゅんこう式が行われました。
今シーズンから日本ハムの本拠地になる「エスコンフィールド北海道」は、令和2年5月から札幌市に隣接する北広島市で建設工事が始まり、4日に工期を終えました。
新球場では5日、しゅんこう式が行われ、球場の運営会社の社長を兼務する川村浩二球団社長や日本ハムの稲葉篤紀ゼネラルマネージャーなど球団関係者や工事関係者、合わせておよそ300人が出席しました。
しゅんこう式では、ホームベース近くに祭壇が設けられて神事が行われ、川村社長など出席者の代表が玉串をささげました。
神事が終わったあと、川村社長は「最高の施設ができました。ここに魂を込めて新しいエンターテインメントを創造していきたい。皆様に夢と誇りと愛着を感じてもらえる空間にして、北海道のシンボルを作り上げていく所存です」と述べました。
日本ハムの新球場は、悪天候に対応できるように屋根は可動式になっているほか、センター側の外壁は高さおよそ70メートルのガラスの壁がそびえる構造になっていて、グラウンドでは寒さに強い天然芝が使われています。
また、球場内での多様な楽しみ方として、観戦しながら温泉やサウナを楽しめる施設やクラフトビールを醸造するレストランが入るなど、前例のない試みが行われています。
日本ハムの新球場では、ことし3月14日のオープン戦で最初の試合が行われるほか、3月30日には今シーズンの開幕戦が行われます。
-- NHK NEWS WEB