6日のニューヨーク株式市場は、アメリカの12月の雇用統計の結果を受け、FRB=連邦準備制度理事会の利上げが長く続くことへの警戒感が和らいで買い注文が膨らみ、ダウ平均株価は700ドルを超える大幅な値上がりとなりました。
6日のニューヨーク株式市場は、この日に発表されたアメリカの12月の雇用統計で、労働者の平均時給の伸びが市場予想を下回り、賃金の上昇を背景としたインフレが収束するとの見方から利上げが長く続くことへの警戒感が和らいで買い注文が膨らみました。
このため、ダウ平均株価の終値は、前日に比べて700ドル53セント高い3万3630ドル61セントでした。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も2.5%の大幅な上昇でした。
また、ニューヨーク外国為替市場でも利上げが長期化するという懸念が和らぎ、円相場は一時、1ドル=132円台まで円高ドル安が進みました。
市場関係者は「この日、発表されたアメリカの非製造業の景況感を示す経済指標が市場予想を下回ったことも利上げが長く続くとの観測を後退させることにつながり、買い注文を出す投資家が多かった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB