経済成長が著しく牛肉などの消費拡大が期待されるベトナムで、鹿児島県の企業と現地の国立農業大学が畜産などの分野で協力を進めることになり、6日、ベトナムの首都ハノイで署名式が行われました。
ハノイにある九州プロモーションセンターで行われた署名式には、食肉の加工販売や酪農などを手がける鹿児島県の企業とベトナム国立農業大学などの関係者が出席しました。
人口およそ1億人のベトナムは、去年のGDP=国内総生産の伸び率がプラス8%余りと経済成長が著しく、個人所得が増えていることから牛肉などの消費拡大が期待されています。
こうした中、両者は今後、ベトナムの肉牛の品質や生産性の向上のための技術や飼料の生産で協力を進めるほか、日本の牧場での実習などで人材交流を進めるということです。
署名式で、ベトナム国立農業大学のグエン・ティ・ラン学長は、「ベトナムの農業が発展するためにとてもいい機会になる」と述べました。
-- NHK NEWS WEB