今月2日、福島県郡山市の交差点で軽乗用車と乗用車が衝突し4人が死亡した事故で、警察は、7日夜、逮捕された乗用車のドライバーを立ち会わせて現場の状況を詳しく調べました。
今月2日の夜、郡山市郊外の市道の交差点で、優先道路を走っていた軽乗用車が左から来た乗用車に衝突されて横転・炎上し、乗っていた4人が死亡した事故で、警察は、乗用車を運転していた福島市の会社員高橋俊容疑者(25)を逮捕し、過失運転致死の疑いで捜査しています。
警察は、7日午後7時すぎから、現場周辺の通行を規制して、高橋容疑者の立ち会いのもと現場の状況を詳しく調べました。
現場周辺には田んぼが広がり、交差点付近に防犯灯が1つあるだけで、近くに街路灯や住宅の明かりなどはありません。
警察によりますと、高橋容疑者は調べに対し「これまで通ったことがない道で、一本道だと思っていた。衝突の直前まで交差点や近づいて来る車には気付かなかった」と供述しているということで、衝突した地点の近くに止めた乗用車の脇に立って位置関係を確認したあと、運転席に座って座席の位置や目の高さを再現するなどして事故当時の状況を警察官に説明していました。
警察は、前をよく見ないまま交差点に進入したため衝突したとみて捜査しています。
-- NHK NEWS WEB