世界最大の自動車市場、中国では去年1年間でEV=電気自動車など、環境負荷が低い車の販売台数が、前の年の2倍近く増加して688万台余りとなりました。新車販売全体の4分の1を占めており、車の電動化が一段と加速しています。
中国の業界団体によりますと、環境負荷が低いEVやプラグインハイブリッド車、それに燃料電池車の去年1年間の新車の販売台数は、前の年と比べて93.4%の大幅なプラスで688万7000台と、過去最高を更新しました。
これは、ガソリン車を含めた新車の販売台数全体のおよそ4分の1を占めています。
このうち
▽EVは536万5000台
▽プラグインハイブリッド車が151万8000台などとなっています。
政府がEVなどの普及を積極的に後押しする中で、国内外のメーカーの競争も加わって電動化が一段と加速しています。
日本では去年1年間に国内で販売された軽乗用車を含む乗用車のEVは、およそ5万8000台で、全体の1.7%にとどまっています。
中国の去年1年間の新車全体の販売台数は、2686万4000台で前の年と比べて2.1%のプラスでした。
EVの販売台数の増加や政府の景気対策の効果などで2年連続で増加となりました。
-- NHK NEWS WEB