太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題で、韓国が解決策として検討している新たな案を明らかにした中、林外務大臣は韓国のパク・チン外相と電話で会談し、懸案を解決して日韓関係を健全な形に戻すため、緊密に意思疎通を続けることで一致しました。
韓国外務省は12日、太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題の解決策として、裁判で賠償を命じられた日本企業に代わって、韓国政府の傘下にある既存の財団が、原告への支払いを行う案を軸に検討していることを明らかにしました。
こうした中、林外務大臣は日本時間の13日午後、訪問先のワシントンで、韓国のパク・チン外相とおよそ15分間電話で会談しました。
この中で両外相は「徴用」をめぐる問題について、韓国側の新たな案を踏まえ、懸案を解決して日韓関係を健全な形に戻し発展させるため、外交当局間の緊密な意思疎通を続けていくことで一致しました。
また、かつてない頻度で弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮による挑発行為は、地域の安全保障にとって重大かつ差し迫った脅威で、国際社会に対する深刻な挑戦だという認識を改めて共有し、アメリカを含めた3か国で緊密に連携していくことを確認しました。
-- NHK NEWS WEB