自動車やバイクを持つ人に加入が義務づけられている自賠責=自動車損害賠償責任保険の保険料がことし4月の契約分から引き下げられることになりました。保険料の引き下げは2年ぶりで、引き下げの幅は全車種の平均で1割程度となる見通しです。
自賠責保険は、交通事故に備えて自動車やバイクを持つ人に加入が義務づけられている強制保険で、保険料は毎年金融庁が事故の件数や支払い状況などを基に妥当かどうか見直しています。
13日に開かれた金融庁の審議会では、損保業界や金融庁の担当者が自動ブレーキなどの安全技術の普及などで、去年1年間の交通事故の件数が2004年のピーク時の3割程度に減っていると報告しました。
13日の審議会では、交通事故の減少に伴って、損保業界が加入者に支払った保険金が想定より少なくなっていることなどから、ことし4月の契約分から保険料を引き下げる方針が決まりました。
自賠責の保険料の引き下げは2年ぶりで、引き下げの幅は全車種の平均で1割程度となる見通しです。
金融庁の審議会は、今月20日に開く次回の会合で、具体的な引き下げの幅を決めることにしています。
-- NHK NEWS WEB