女子マラソンの新谷仁美選手が、15日、アメリカで行われたヒューストンマラソンで、速報タイム2時間19分24秒の日本歴代2位の好記録で優勝しました。
34歳の新谷選手は、女子のハーフマラソンと10000メートルの日本記録保持者で、おととしの東京オリンピックには女子10000メートルに出場しました。
去年からはマラソンに再挑戦していて、15日はアメリカ テキサス州で行われたヒューストンマラソンに出場しました。
新谷選手は持ち味の積極的なレース運びでトップに立つと、野口みずきさんが2005年のベルリンマラソンで2時間19分12秒の日本記録をマークした時よりも速いタイムで中間点を通過しました。
その後も粘りの走りで日本記録より速いペースでレースを進めていましたが、終盤にペースメーカーが外れたあとわずかにペースを落とし、速報タイム2時間19分24秒でフィニッシュしました。
新谷選手は日本記録にわずか12秒及びませんでしたが、日本歴代2位の好記録で優勝しました。
これまでの日本歴代2位の記録は2004年のベルリンマラソンで渋井陽子さんがマークした2時間19分41秒でした。
レースのあと新谷選手は「苦しさはあったが、応援が背中を押してくれて、終始気持ちは楽に楽しんで走ることができた」と話していました。
-- NHK NEWS WEB