去年12月のクリスマスに、埼玉県飯能市の住宅で夫婦と長女の3人が殺害された事件で、警察は、16日、60代の妻に対する殺人の疑いで容疑者を再逮捕する方針です。これまでの調べに対し、「身に覚えがない」などと容疑を否認しているということです。
先月25日、飯能市美杉台の住宅の敷地で、この家に住む夫のビショップ・ウィリアム・ロス・ジュニアさん(69)と妻の森田泉さん(68)、夫婦の長女で都内に住む会社員の森田ソフィアナ恵さん(32)が殺害された事件では、近くに住む無職の斎藤淳容疑者(40)が逮捕され、ビショップさんを殺害した疑いが持たれています。
捜査関係者によりますと、警察は、ビショップさんを殺害した容疑の勾留期限となる16日、斎藤容疑者を、妻の泉さんに対する殺人の疑いで再逮捕する方針です。
これまでの調べで、容疑者の自宅からは血のついた衣類が見つかり、鑑定を行った結果、3人のDNA型が検出されたということです。
調べに対し、容疑者は「自分はやっていない。身に覚えがない」と容疑を否認しているということで、警察は引き続き、3人と容疑者の接点などについて調べることにしています。
-- NHK NEWS WEB