週明けの16日の東京株式市場は、外国為替市場で円高ドル安が進んでいることを受けて輸出関連の銘柄に売り注文が広がり、株価は大きく値下がりしました。
日経平均株価、16日の終値は、先週末より297円20銭安い2万5822円32銭。
東証株価指数=トピックスは、16.77下がって1886.31。
一日の出来高は11億4001万株でした。
週明けの16日の東京株式市場は一段と進む円高ドル安を背景に、輸出関連の銘柄が売られて2営業日連続で大きく値下がりしました。
先月発表された日銀の短観によりますと、輸出関連の大企業、製造業の今年度の想定為替レートは1ドル=130円程度となっています。
こうした中、この水準を超えて円高ドル安が進んでいることで、業績悪化への懸念がさらに強まっている形です。
円相場の行方は、日銀が17日から18日にかけて開く、金融政策を決める会合の内容に大きく左右されそうです。
多くの投資家の間で、先月の日銀の政策修正というサプライズの記憶が鮮明な中、日銀がどのような対応を打ち出すのか、市場は固唾をのんで見守っています。
-- NHK NEWS WEB