日本サッカー協会は日本代表の森保一監督を支える新たなコーチに、かつて代表で活躍した名波浩氏と前田遼一氏が就任すると発表しました。
これは17日に開かれた日本サッカー協会の技術委員会のあと、反町康治技術委員長が明らかにしました。
それによりますと、続投が決まっている日本代表の森保監督を支える新しいコーチとして名波氏と前田氏と契約することで合意したということです。
名波氏は50歳。現役時代はミッドフィルダーでジュビロ磐田やイタリア1部リーグのベネチアなどに所属し、左足の多彩なキックを持ち味に主にゲームメーカーとして活躍しました。日本代表では日本が初出場した1998年のワールドカップフランス大会など67試合に出場しています。引退後はジュビロ磐田と松本山雅で監督を務めました。
前田氏は41歳。ジュビロ磐田やFC東京などでプレーし、決定力のあるストライカーとしてJ1で2回得点王に輝きました。J1通算で154得点、日本代表では33試合で10得点を挙げています。
反町技術委員長は、2人のコーチ就任について「名波氏はJリーグのクラブを率いて現場での経験も豊富だ。必ずいい影響をもたらしてくれる。前田氏はアタッカーとして非常にいい働きをしたので、還元してほしい」と期待感を示しました。
名波氏と前田氏は、ことし3月に東京と大阪で行われるカタール大会後の最初の強化試合に向けてチームの指導に携わるということです。
-- NHK NEWS WEB