アメリカで景気の減速が懸念される中、金融大手、ゴールドマン・サックスはコストを削減するためおよそ3200人の人員削減に踏み切ったと明らかにしました。
これはゴールドマン・サックスが17日、決算の説明会で明らかにしたものです。
それによりますと、会社には去年末の時点で4万8500人の社員がいましたが、今月に入って、全体の6%にあたるおよそ3200人の人員削減に踏み切ったということです。
アメリカでは記録的なインフレを抑えるため大幅な利上げが続いている影響でことし景気が減速することが懸念されていて、会社では去年1年間の決算で最終的な利益が減益となるなか、コストを削減するために行ったと説明しています。
アメリカではIT業界を中心に大幅な人員削減が相次いでいますが、ニューヨークの金融街ウォール街でも資産運用会社のブラックロックがおよそ500人を削減するなど、人員削減の動きが広がっています。
-- NHK NEWS WEB