18日のニューヨーク株式市場は、アメリカの個人消費に関する経済指標の発表を受けて景気減速への懸念が強まり、ダウ平均株価は600ドルを超える大幅な値下がりとなりました。
18日のニューヨーク株式市場はこの日、発表されたアメリカの先月の小売業の売上高が市場予想を下回ったことなどから景気減速への懸念が強まり、取り引き終了にかけて売り注文が膨らみました。
このため、ダウ平均株価の終値は前日に比べて613ドル89セント安い、3万3296ドル96セントでした。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も1.2%の下落でした。
市場関係者は「FRB=連邦準備制度理事会の最新の経済報告で今後、数か月間はほとんど成長しないとの予測が報告されたこともあって投資家の間で先行きへの懸念が強まった」と話しています。
また、ニューヨーク外国為替市場では、アメリカの先月の卸売物価指数の伸びが市場予想を下回ったことなどを受けてFRBによる利上げのペースが減速するとの見方からドル売り円買いが進み、円相場は一時、1ドル=127円台半ばまで値上がりしました。
-- NHK NEWS WEB