6年前、中国の山東省と遼寧省でそれぞれ拘束され、国家の安全に危害を与えたとして実刑判決を受けた70代の日本人男性2人が刑期を終えて出所し、今月までに日本に帰国したことが分かりました。
日本政府関係者によりますと、このうち、6年前、中国企業の依頼を受けて温泉を探査した際に山東省で拘束され、国家の安全に危害を与えたとして懲役5年6か月の判決を受けた70代の日本人男性が、先月、刑期を終えて帰国したということです。
また、同じく6年前に遼寧省で拘束され、国家の安全に危害を与えたとして懲役5年6か月の判決を受けた70代の日本人男性も、今月、刑期を終えて帰国したということです。
中国では2014年に反スパイ法が施行されてから、翌年以降、スパイ活動に関わったなどとして、これまでに少なくとも16人の日本人が拘束され、9人が実刑判決を言い渡されました。
このうち、今回刑期を終えた2人を含む6人が帰国しています。
-- NHK NEWS WEB