21日夕方、島根県の隠岐諸島で乗客と乗員合わせて9人を乗せた旅客船が運航中に浅瀬で座礁し、乗客1人が軽いけがをしました。旅客船は船体に穴があいて浸水したものの、別の船にえい航され隠岐諸島内の港に到着したということです。
21日午後6時ごろ、隠岐諸島の西ノ島の北東およそ1.2キロの沖合で、西ノ島町の隠岐観光が運航する旅客船「いそかぜ」が運航中に座礁して動けなくなりました。
隠岐海上保安署によりますと、旅客船には乗客と乗員合わせて9人が乗っていて、全員、運航会社が派遣したほかの船に乗り移り救助されました。
この事故で乗客の20代の女性1人が唇を切る軽いけがをしたということです。
座礁した際に船体に穴があいて浸水したものの、別の船にえい航され午後8時すぎに隠岐諸島内の港に到着したということです。
旅客船は全長およそ16.5メートル、総トン数およそ19トンあり、知夫村の知夫里島から海士町の中ノ島に向かう途中でした。
海上保安署は船体を調査し、乗組員から話を聞くなどして座礁の原因を調べています。
-- NHK NEWS WEB