元勤務先の電気計器メーカーのサーバーに不正にアクセスし、製品のデータを削除するなどして業務を妨害したとして30代の会社員が逮捕されました。
システム管理者として働いていた当時に入手した同僚のIDなどを使って社内のネットワークに侵入したとみられ、警視庁が詳しく調べています。
調べに対し容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、埼玉県上尾市の会社員、熊谷圭輔容疑者(33)です。
警視庁によりますと去年6月、以前勤めていた都内の電気計器メーカーの社内ネットワークに不正に侵入し、サーバーにあった製品のデータなどを削除して業務を妨害したとして、電子計算機損壊等業務妨害などの疑いが持たれています。
容疑者は以前、この会社でシステム管理者として働いていて、その際に持ち出した同僚のIDやパスワードを使って社内ネットワークに侵入し、社員のパソコンを遠隔操作していたとみられるということです。
会社は、データをバックアップしていたことから復元することができたということですが、復旧までにおよそ半年かかった内容もあったということです。
調べに対し、「自分はやっていない」と容疑を否認しているということです。
-- NHK NEWS WEB