アメリカのIT大手、マイクロソフトの先月までの3か月間の決算は、世界的な景気減速懸念などから売り上げの伸び率は1%余りにとどまり、低い水準となりました。
マイクロソフトは24日、去年10月から12月までの3か月間の決算を発表しました。
売り上げは、前の年の同じ時期より1%余りの増加にとどまり、527億4700万ドル、日本円にしておよそ6兆8500億円でした。
また、最終的な利益は、12%減少し、164億2500万ドル、日本円でおよそ2兆1300億円でした。
背景にはコロナ禍、在宅勤務などによって伸びたパソコン需要が反動で落ち込んだこと、景気減速への懸念からIT分野への投資を見直す企業が増えたことがあります。
パソコンメーカー向けの基本ソフト「ウィンドウズ」の販売などが大きく落ち込みました。
今後の業績の見通しについて、すべての分野で他社との競争が激しくなり、売り上げが減少する可能性があるとしています。
マイクロソフトは、景気減速懸念の影響などを受け、社員のおよそ5%にあたる1万人を削減すると今月、すでに発表しています。
-- NHK NEWS WEB