「横浜銀行」は、同じ神奈川県内に本店を置く「神奈川銀行」を買収し、完全子会社にする方向で最終調整に入ったことがわかりました。実現すれば、神奈川県内の地方銀行は1つのグループに集約されることになります。
関係者によりますと、コンコルディア・フィナンシャルグループ傘下の「横浜銀行」は「神奈川銀行」を買収する方向で最終調整に入りました。
横浜銀行が神奈川銀行に対してTOB=株式の公開買い付けを実施してすべての株式を取得し、完全子会社にする方向で調整が進められています。
買収が実現すれば神奈川県内の地方銀行は1つのグループに集約されることになります。
横浜銀行は、すでに神奈川銀行の株式の7%あまりを保有していて、今回の買収を通じて両行の連携を一段と強化する狙いがあるとみられます。
長引く低金利などを背景に地方銀行の経営環境が厳しさを増す中、今月、同じ長野県内に本店を置く「八十二銀行」と「長野銀行」が経営統合することで最終合意したほか、去年11月には福岡県の「ふくおかフィナンシャルグループ」が「福岡中央銀行」の完全子会社化を目指すと発表するなど、県内の銀行どうしで再編を進める動きが相次いでいます。
-- NHK NEWS WEB