アメリカの航空大手3社の2022年12月までの3か月間の決算で、最終的な損益はいずれも前の年の同じ時期の赤字から黒字に転じ、コロナ禍で落ち込んでいた旅行需要の回復が一段と進んでいることを示す形となりました。
ユナイテッド航空ホールディングス、デルタ航空、アメリカン航空グループの航空大手3社は26日までに2022年12月までの3か月間の決算を発表しました。
それによりますと、各社の売り上げは国内線、国際線ともに需要が回復していることから、ユナイテッド航空ホールディングスが前の年の同じ時期と比べて51%増えたほか、デルタ航空が42%の増加、アメリカン航空グループが40%の増加となり、いずれもコロナ禍の前の2019年の同じ時期を上回りました。
各社の最終的な損益は、ユナイテッド航空ホールディングスが8億4300万ドル、デルタ航空が8億2800万ドル、アメリカン航空グループが8億300万ドルと、いずれも前の年の同じ時期の赤字から黒字に転換しました。
燃料費のコストは上昇しているものの、アメリカの航空大手の業績の改善は、コロナ禍で落ち込んでいた旅行需要の回復が一段と進んでいることを示す形となっています。
-- NHK NEWS WEB