27日から降り続いている雪の影響で、鳥取市では、およそ800人が孤立した状態となっていて、鳥取県は28日中の解消を目指して除雪作業などを進めています。
27日から雪が降り続き大雪となっていることを受けて、鳥取県は災害対策本部会議を開き、この中で県の担当者が、鳥取市と智頭町で集落が孤立した状態になっていることを報告しました。
このうち鳥取市佐治町では、電柱や木が倒れた影響で国道482号線が通行できなくなり、7つの集落に住む358世帯798人が28日朝から孤立した状態になっているということです。
この地域にある市役所の支所の職員が、地元の自治会や消防団と連携して住民の安否確認を進めていて、市によりますと、これまでにけがをしている人や体調が悪くなった人はいないということです。
また、地域には、透析が必要な住民が2人いますが、鳥取市保健所の担当者とともに必要な医療が受けられる場所にすでに避難したということです。
県は、28日中の解消を目指して、電力会社やNTTと連携して電柱や倒木の撤去と除雪作業を進めています。
一方、智頭町でも、木や電柱が倒れて県道が通れなくなり、1世帯2人が孤立した状態になっているということです。
町によりますと、2人とは電話がつながる状態で健康状態に問題はないということです。
-- NHK NEWS WEB