日野自動車による検査データの不正問題で、国土交通省は生産や販売に必要な認証が取り消されていた大型トラック1車種について、再認証を行いました。日野自動車は、2月中旬に出荷を再開するとしています。
日野自動車は去年3月、排ガスや燃費の不正なデータをおよそ20年にわたって国に提出していたことが発覚し、4種類のエンジンを使う合わせて6車種で生産や販売に必要な国の型式認証が取り消されました。
会社によりますと、このうち大型トラック「日野プロフィア」の1車種について、国土交通省が31日に再認証を行ったということです。
これを受けて、2月中旬に、およそ1年ぶりに出荷を再開するとしています。
ただ、今回の再開後も、おととしの販売ベースでおよそ25%を占めるトラックやバスの出荷の停止が続くことになります。
不正問題を受けて会社は、認証の申請に関わる人員の拡充やチェック機能の強化など再発防止策を徹底していくとしています。
-- NHK NEWS WEB