アサヒビールは、全国の飲食店やスーパーなどに出荷した輸入ワイン1万本余りを自主回収すると発表しました。びんの口の部分が欠けて、破片がワインに混入している可能性があるとしています。
自主回収するのは、フランスの会社「ルイ・ラトゥール」が生産し、アサヒビールが輸入した「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール2021」など375ミリリットルの赤ワインと白ワイン合わせて5種類、およそ1万500本です。
アサヒビールが去年7月から1月末までに全国の飲食店やスーパーなどに出荷しました。
会社によりますと、1月20日に飲食店から問い合わせを受けて調べた結果、一部のびんの口の部分が欠けていることが確認され、破片がワインに混入している可能性があることから、自主回収を決めたとしています。
原因について会社では、工場での製造過程で機械に不備があったうえ、商品を輸入した際の点検作業で見落としがあったためと説明しています。
これまでに、けがや健康被害の報告は寄せられていないということです。
アサヒビールは「お客様にご心配とご迷惑をおかけし心よりおわび申し上げます。今後、より一層の品質管理体制の強化に努めて参ります」とコメントしています。
問い合わせの電話番号はフリーダイヤル、0120-223-690で、
▽2月5日までは午前10時から午後6時まで、
▽6日以降は平日の午前10時から午後4時まで受け付けているということです。
-- NHK NEWS WEB