1日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価はFRB=連邦準備制度理事会の利上げ決定とパウエル議長の発言をめぐり、乱高下しました。終値は小幅に値上がりしました。
1日のニューヨーク株式市場はFRBの0.25%の利上げをめぐって乱高下する展開となりました。
声明でさらなる利上げが適切だとの文言が維持されたことから景気が冷え込むことへの警戒感が強まり、ダウ平均株価は一時、500ドルを超える大幅な値下がりとなりました。
その後はFRBのパウエル議長が記者会見で物価の上昇が収まっていく過程が始まったなどと述べたことを受けてインフレ収束への期待から買い注文が増えてダウ平均株価は一時、250ドル近く値上がりしました。
終値は前日に比べて6ドル92セント高い3万4092ドル96セントでした。
IT銘柄の多いナスダックの株価指数も2%の大幅な上昇となりました。
市場関係者は「FRBの声明や議長の発言をめぐり解釈が定まらず、投資家は右往左往した。ただ、インフレが落ち着く傾向にあることや深刻な景気後退は避けられるとの見方が強まって最後は安心感が広がった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB