アメリカのIT大手、メタの去年12月までの3か月間の決算は、景気減速に対する懸念から企業のインターネット広告が減り、収入が落ち込んだことなどから3期連続の減収となりました。
旧フェイスブックのメタは、1日、去年10月から12月までの3か月間の決算を発表しました。
それによりますと、売り上げは321億6500万ドル、日本円にしておよそ4兆1400億円で、前の年の同じ時期より4%減りました。
また、最終的な利益は46億5200万ドル、日本円にしておよそ6000億円と54%減少し、減収減益となりました。
減収となるのは3期連続で、
▽景気減速に対する懸念から企業がインターネット広告を減らしていることや
▽TikTokなど競合するSNSとの間で、広告の獲得競争が激化していることなどが主な理由です。
メタは、売り上げのほとんどを景気に大きく左右されるネット広告収入に頼っているため厳しい業績が続いていて、去年11月には、全社員のおよそ13%にあたる1万1000人以上を削減すると発表していました。
-- NHK NEWS WEB