大手ドラッグストアの会員向けサイトに不正にログインし、会員になりすまして、たまっていたポイントで商品を購入したとして、20代の中国籍の男が逮捕されました。この会社のサイトは去年、リスト型攻撃とみられる手口で、不正アクセスを受けていて、警視庁は、この攻撃で閲覧されたIDやパスワードなどの情報が、悪用されたとみて調べています。
逮捕されたのは、大阪 中央区に住む中国籍で無職の李※チン容疑者(21)です。
警視庁によりますと、去年7月、大手ドラッグストア「サンドラッグ」の大阪市内の店舗で、埼玉県に住む30代の女性になりすまして、会員向けサイトに不正にログインし、たまっていたポイントを使って化粧水など、およそ7万円分を購入したとして、詐欺などの疑いが持たれています。
使われたIDやパスワードは、SNSを通じて、共犯者とみられる人物から容疑者に送られていたということで、調べに対し、容疑を認め「知り合いから“仕事”として紹介された」などと供述しているということです。
事件の直前には、この会社の通販サイトなどが、ほかのサイトから流出したIDなどを悪用して接続を試みるリスト型攻撃とみられる手口で、不正アクセスを受けていて、警視庁は、この攻撃で閲覧されたIDやパスワードなどの情報が、悪用されたとみて調べています。
※「王」へんに「深」のつくり
-- NHK NEWS WEB