去年4月、愛知県蒲郡市のレジャー施設でショーの上演中に水上バイクが観客席に突っ込み、2人がけがをした事故で、警察は施設の運営会社のショーの責任者や水上バイクを運転していた出演者など4人を業務上過失傷害の疑いで書類送検しました。
去年4月、愛知県蒲郡市のレジャー施設、「ラグーナテンボス ラグナシア」で、ショーの上演中に水上バイクが観客席に突っ込み、岐阜県から来ていた13歳の女子中学生と30代の母親が軽いけがをしました。
警察が安全管理に問題がなかったか捜査を進めた結果、プールと観客席との間に防護柵を設けるといった安全対策や、水上バイクを運転する際の注意義務を怠ったとして、ショーの責任者だった
▽施設の運営会社「ラグーナテンボス」の53歳の男性社員と
▽イベント企画会社の63歳と67歳の男性、それに
▽水上バイクを運転していた24歳の出演者の
男性の4人を業務上過失傷害の疑いで2日、書類送検しました。
出演者の男性は、警察の調べに対し「ショーに慣れてくるにつれて炎が吹き上がる際に片手をあげる演出をするようになった。旋回中に炎があがったため手をあげたところ、操縦をあやまり、観客席に突っ込んだ」という趣旨の説明をしているということです。
また、捜査の中で、事故が起きる前の令和3年12月から令和4年2月までの間に水上バイクの免許を持たない出演者3人に8回にわたってショーで水上バイクを運転させていたことがわかったとして、「ラグーナテンボス」の社長と法人としての会社を小型船舶操縦者法違反の疑いで書類送検しました。
警察によりますと「ラグーナテンボス」は、免許が必要だと中部運輸局から指摘をうけたあとも無免許でのショーを続けていたということです。
-- NHK NEWS WEB