経営破綻した格安海外ツアーの旅行会社、てるみくらぶの関連会社で今月27日から営業を停止していた旅行会社、自由自在が30日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けました。
破産手続きの開始決定を受けたのは、経営破綻したてるみくらぶの関連会社で、東京・渋谷に本社がある旅行会社、自由自在です。
自由自在は今月27日に、てるみくらぶが経営破綻したことに伴って同じ日に営業を停止し、30日東京地方裁判所に破産を申請し、破産手続きの開始決定を受けました。
代理人の弁護士によりますと負債総額はおよそ34億円に上るということです。
影響を受ける利用客は、およそ600人で、海外旅行のツアー代金として、およそ7000万円が会社に支払われているということです。
ただ、現地のホテルなどに代金を支払えていないため、会社では利用客に渡航を控えるよう呼びかけています。
旅行代金の弁済は、業界団体の日本旅行業協会の保証金の仕組みがありますが、先に破綻したてるみくらぶは利用客が多く、わずかな金額しか弁済されないおそれがあり問題になっています。
協会によりますと、今回の自由自在については、弁済に充てる保証金が最大で7000万円あるということで、利用客に弁済の申請を行うよう呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB